Windows10サポート期限について
Microsoftより2023年4月27日にWindows10のサポート期限が発表されました。
サポート終了日は2025年10月14日までとなり、これ以降セキュリティアップデートが無くなります。
そこで、
セキュリティアップデートが無くなる危険性、そしてセキュリティアップデートを継続させる方法を紹介致します。
セキュリティアップデートが無くなるとどうなる?
2025年10月14日以降、仮にセキュリティアップデートが無くなったパソコンの使用を続けた場合、マルウェアやウイルスといった脅威に対して脆弱性が発生するため、ウィルスに感染する可能性が大変高くなります。
もしもウイルスに掛かった場合、ソフトウェアを書き換えられたり、最悪の場合は保存してある個人情報を抜き取られる等、非常に危険な状態となります。
危険な状態の具体例
- インターネットバンキングの使用中に、口座の暗証番号を盗まれる。
- ECサイトの買い物において、クレジットカードの番号を盗まれる。
- 遠隔による操作により個人的な画像・動画データを抜き取られ、SNSに公開される。
- 勝手にパソコンが再起動を繰り返したり、心当たりのない通知や広告など警告メッセージが表示され、操作不可能になる。
- 第三者による不正アクセスをされて、顧客情報等の機密データを盗まれてしまう。
- 保存されているファイルが、データ改ざんされてしまう。
- ランサムウェアというファイルを暗号化して利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに、金銭(身代金)を要求するマルウェアにかかってしまう。
ただし、セキュリティアップデートしなくても問題なく使える場合もあります!
- インターネットに繋げない作業のみを行なう(Officeソフトの使用等)
- ネットワークが要らないPCゲームで遊ぶ。
つまり、少しでも自分のパソコンをインターネットに接続する可能性があるのであれば、セキュリティアップデートが必須ということになります。
セキュリティアップデートを継続させるには?
2025年10月14日サポート終了後も継続してセキュリティアップデートをするためには、最新OSであるWindows11へのアップグレードが必要です。
お持ちのパソコンがWindows11に対応している場合には、早速アップグレードをしてみましょう。
お使いの機種がアップグレードの対象でない場合は、Windows11対応パソコンへ買い替えをおすすめします。
Windows11の概要
- スタートボタンの位置がセンター寄りになり、見やすくなった。
- タッチディスプレイ対応機種だと直感操作ができて快適。
-
スタートボタンを押した際、アイコン別にソフトウェアが表記されるので見やすくなった。
電卓やメモ帳などをピン留めできて便利、アプリを探す手間が軽減します!
メリット
- 安心・快適にパソコンが使えるようになる!
- パソコンが苦手な人でも操作がしやすい!
デメリット
- 非対応ソフトウェアがある
Windows11アップグレードに対応しているか確認する方法
Windows11へのアップグレードの必要性が分かったところで、まずWindows11アップグレードに対応している機種か調べましょう。
Windows11アップグレード対応機種か調べる方法 その1
- Windows11のホームページを確認
- ページ一番下にある互換性の確認「PC正常性チェックアプリ」をダウンロード
- 画面に従ってインストールして起動
- アップグレード可能か表示されます。
もしくは、パソコンの設定から確認する方法もあります!
Windows11アップグレード対応機種か調べる方法 その2
Windows11アップグレード最小システム要件 | |
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プロセッサ |
1 GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサ または System on a Chip (SoC) 第8世代以上の機種が対象です。 |
メモリ | 4GB 8GB以上がお薦めです。 |
ストレージ |
64GB以上の記憶装置 余裕をもって256GB以上がお薦めです。 |
システムファームウェア | UEFI、セキュア ブート対応 |
TPM | 2.0 |
ディスプレイ |
対角サイズ9インチ以上で8bitカラーの高解像度(720P)対応 現在出回っている機種は、ほぼ対応しています。 |
Windows11にアップグレードをするにはお使いのパソコンが、この要件を満たしている必要があります。
つまり、Windows11のアップグレードは、PC正常性チェックアプリで対応しているか確認するか、最小システム要件いずれかに当てはまればWindows11アップグレードが可能となります。
実際に対象かどうか調べてみましょう
4.TPM2.0に対応しているか確認
①スタートボタン上で右クリック
②デバイスマネージャーをクリック
③セキュリティデバイス欄
TPM2.0(トラステッドプラットフォームジュール2.0)表記があればOK!
このように、最小システム要件を満たしていれば、Windows11へアップグレードすることが可能です。
Windows11アップグレードする前の注意点
Windows11へアップグレードする前に、頻繁に使用されているソフトウェアがWindows11に対応しているか確認したほうがよいでしょう。
というのも、ソフトウェアが対応していない場合アップグレードの妨げになる事もあるためです。
各ソフトウェアのWindows11対応状況は、メーカー公式のホームページで確認することが可能です。
ちなみに各ソフトウェアは、Windows10サポート終了までにWindows11アップグレードに対応する場合が多いです。
Windows11へアップグレードしてからソフトウェアをインストールし直した方が良いかも!
場合によっては、すぐにWindows11へアップグレードしないほうがいい場合もあります!
すぐにWindows11へアップグレードしないほうがいい場合
- 社内システムがWindows10しか対応していない
- 使いたいソフトウェアがWindows11に対応していない
様々な理由があると思いますが、セキュリティ面を考えると早めのアップグレードを検討したほうが良いでしょう!
いざ、Windows11アップグレードへ!
Windows10のサポート期限が切れるとどうなるのか、そしてその後の対処方法はお分かりいただけましたでしょうか?
自分のパソコンがWindows11に対応していて、かつWindows10を使い続ける特別な理由がなければ、今すぐにでもWindows11へアップグレードしましょう!