5G(ファイブジー)って何?
1G、2G、3G、4Gに続く第5世代移動通信システムのこと。
「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」の特長を持ち、医療・産業・交通・エンタメetc…全ての分野に影響を及ぼし、世界が変わるとさえ言われています。
5Gが繋がるエリアはまだ狭いんでしょ?
正直現状ではまだ都市部の、しかも一部エリアしかカバーされていません。
ですが、5Gの人口カバー率に関してドコモは2023年3月末までに70%に、KDDIとSoftBankは2022年3月に90%以上に拡大する見込みと発表しているので、エリアは日々拡大して行っております。
5Gの電波は2種類+α
3Gと4Gには800MHz前後の低周波数帯を利用した“繋がりやすさ”が売りの『プラチナバンド』という電波帯があります。皆様も1度は耳にしたことがあるかもしれません。
5Gにもそんな感じで電波帯が2種類ございます。これから耳にすることが増えてくると思いますので、この機会に軽~くでも覚えておきましょう。
SuB6(サブロク)
Frequenccy Rage1(FR1)の呼称で6GHz未満の周波数帯を利用して通信を行う。
低周波数帯なので障害物に強くカバーエリアも広い。
5G通信のメイン周波数帯ですが、速度に関して後述するミリ波に劣る。
- 3.7GHz帯 (n77) : KDDI/SoftBank/Rakuten
- 3.7GHz帯 (n78) : ドコモ
- 4.0GHz帯 (n78) : KDDI
- 4.5GHz帯 (n79) : ドコモ
ミリ波(mmWave)
Frequenccy Rage2(FR2)の呼称で30~300GHzの5G周波数帯。
高周波数帯なので障害物に弱く広範囲をカバー出来ない為、人が多く集まるような場所を、スポット的にカバーしていく形で整備されていきます。
- 28GHz帯 (n257) :
ドコモ/KDDI/SoftBank/Rakuten
転用5G
5Gのエリア拡大を目的に総務省が省令改正、4G周波数の一部が5Gに転用できるようになりました。
5Gエリアも以前と比べかなり拡大しましたが、その反面端末は電波が微弱であっても5G優先で通信しようとするので、4Gから5Gへの切り替わり等でパケつまりが起こってしまいます。
そこで転用5Gです。周波数的に5Gの定義から外れていますので『なんちゃって5G』なんて呼ばれることもありますが、カバーエリアを簡単に広げる事ができるので繋がりの悪さの改善が図れます。
SoftBankとauは既に運用が開始されており、ドコモも近く運用開始となる見込みです。
- 700MHz帯(n28) : KDDI/SoftBank
- 1.7GHz帯(n3) : SoftBank
- 3.4GHz帯(n77) : SoftBank
- ドコモは700Mhz/3.4GHz/3.5GHzで運用予定
5Gはコストがかかる...?
確かにサービス開始当初は端末もプランも高額でしたので、いまだに「5G=コストがかかる」というイメージがあるみたいですね...
しかし、今ではスマホもプランも安いものがちゃんとございます!!
5Gスマホの価格
- ハイエンドモデル
- 10万円〜
- ミドルハイクラス
- 5万円〜
- ミドルクラス
- 3万円〜
- エントリークラス
- 〜3万円
現在におけるハイエンドモデルの立ち位置は「数を売る」ものから「好きな人向け」にシフト。価格的にも完全に趣味のモノの領域に。
その代わりコスパの良いエントリークラス・ミドルクラスが多く発売されるようになり、上述したように今では全て5Gに対応しています。
ちなみに上の価格帯目安はキャリア販売価格の相場で、白ロム市場ではもっと安く流通していますよ!
5Gの料金プラン
総務省の値下げ要請で生まれたシンプル且つ低価格が売りの“オンライン専用プラン”をご存知ですか? 契約~サポートまで全てをオンラインのみで行い、店頭での対応を一切行わないことによるコスト削減で可能にした超低価格プラン━━
- ドコモのahamo(アハモ) ⇒ 2,700円(税抜)/月
- auのpovo(ポヴォ) ⇒ 2,480円(税抜)/月
- SoftBankのLINEMO(ラインモ) ⇒ 2,480円(税抜)/月
詳細な内容は省きますが、実はこれらのプランは全て5Gに対応しています!
そして格安SIM(MVNO)にも5G対応プランが登場しています。
イメージより安くないですか?『5G=高い』なんてもう1昔前の話ですよ!
5G対応機種
Androidスマホ
5Gサービス開始以降に発売されたハイエンドモデルは対応しています。
エントリー・ミドルクラスに関しては2021年中頃まで5G非対応(4Gまで)の機種が発売されていましたが、それ以降に発売された機種に関しては対応しています。
白ロム市場は5Gスマホと4Gスマホが混在しています。
かと言って機種名で発売時期まで分かる...って方なんて殆どいないと思いますので、購入の際は商品詳細に5Gと記載されているかを確認しましょう!
5Gスマホの選び方
5Gだからと言って今までの機種選びと大きく変わる事はありません。
何を重要視するかがポイントとなります。
カメラ・ゲームで最高の環境を!!
iPhoneであればナンバリングモデルのPro系、Androidスマホであればハイエンドモデル。
カメラもゲームも拘りたいけど10万以上は出せない...
iPhoneであればProが付かないモデル、Androidスマホであればミドルハイモデル。
カメラもゲーム性能もそこそこ欲しい。
iPhoneであればSE3、Androidスマホであればミドルクラス。
カメラもゲーム性能もほとんど拘りがない
Androidスマホのエントリークラス。
スマホの性能を大きく分けるのはCPUとカメラ性能(他にも色々ありますが)なので、そこに拘りが無いのに5Gわざわざ高いお金を出してハイエンドモデルを買う必要はないということですね!
5Gスマホラインナップ
2022/7更新
iPhone
iPhone13シリーズ
iPhone12シリーズ
iPhone SEシリーズ
Android
※価格帯で分類している都合上、型落ちのモデルや中古品ががワンランク下のカテゴリーに入っている場合がございます。